一日一句 フォト俳句

2017/1月 2月

2017年 2月
賑はしき青果市場や寒の明  甘 仕出し屋の匂ひが変はる二月かな  甘
つきだしは枡に溢るる鬼の豆  甘 はばかつて口パクとなる鬼は外  甘
連獅子のごときクレーン春立ちぬ  甘 ソプラノの風とデュエット春きざす  甘
早春の海一枚となりにけり  甘 ルーキーの速球唸る浅き春  甘
春遅々と小しやくにさはる灯油売り  甘 薄氷に指をすいすい滑らせて  甘
風の子の絶へることなし寒き春  甘 余寒なほインフル注射しそびれて  甘
バレンタイン足で見つくるお気にいり   甘 停車してまた入れ替はる余寒かな   甘
魚は氷に上りウォーカー湧き出づる   甘 東屋に先客ありぬ春しぐれ   甘
鳶の輪のにはかに凹む春一番   甘 春二番海に白帆の足速く   甘
仏名の山また山や雪解川   甘 旗色の悪き掛け合ひ猫の恋   甘
身悶えをしてしゃぼん玉離れけり   甘 浮雲の流氷率ゐ着岸す   甘
遠山の春三番も知らぬげに   甘 生真面目を絵に描くごとき梅枝かな   甘

2017/1月 2月