How Much Weight Gain Is Dangerous for the Heart?(どの程度の体重増加が心臓に危険か?)太り過ぎは、心臓病など様々な健康問題に関連していますが、果たしてどの程度の太り過ぎが危険なのでしょうか?最近の二つの研究(双方ともThe New England Journal of Medicineの1995年9月14日号に掲載されている)はこのような肥満の医学的な影響について重要な洞察を提示しています。 一つ目の研究は1976年のNurses's Health Study(看護婦の健康調査)に参加した11万5195人の女性のデータを分析したものです。この研究(Harvard Heart Letter「ハーバード心臓通信」の編集委員であるWalter C.WilletとCharles H.Hennekensらの研究者によって行われている)では、体重や体の寸法など、健康に関する細かい情報を集め、定期的なアンケートによって追跡調査をしています。1976年当時、心臓血管系の疾患やガンを患っている人はいませんでした。 その後の16年間に4726人が死亡しました。そのうち881人は心臓血管系の疾患で、2586人はガン、1259人はそれ以外の原因でした。結果的に、最もやせている女性と最も太っている女性が死亡リスクが高いことが分りました。つまり「J型曲線」を描くのです。最もリスクの低い人は、やせていても極端にやせ過ぎでない人でした。しかし、喫煙するかどうかで分類したところ、非喫煙者の中ではやせすぎの女性の死亡率が特に高いわけではありませんでした。ただ、体重が増えるにつれて死亡リスクが増えていきました。『最も太っている』に分類された女性達は『最もやせている』女性達に比べて、4倍も心臓血管系の病気で死亡するリスクが高いことが判りました。18歳の時と比較して22ポンド(約9.98キログラム)以上体重が増加した場合、将来的に健康問題を抱えやすくなることが分りました。 もう一つの研究は、Honolulu Heart Program (ホノルル心臓プログラム)と呼ばれる疫学研究に参加した6537人の中年の日系アメリカ人男性を対象とした長期的なものです。この研究でも、体重が増えるにつれて心臓血管系の疾患で死亡するリスクが増えるという結果が出されました。また、体重の大幅な変化の影響を調べたところ、体重が最も変動したに分類された男性達は心臓血管系の疾患で死亡するリスクが40%増加し、心臓血管やガンに関係のない原因で死亡するリスクが53%増加しました。しかし、ここでは喫煙しない男性と体重の変動の関連性は見られませんでした。
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